弊社は米国で今はやりのERPシステムを導入しました。
しかし、このERPは全てにおいて米国流(あたりまえだが)で結局、カスタマイズにカスタマイズを重ねやっとこの連休明けに現行システムとの並行RUNまでこぎ着けました。
その間約2年、弊社にもいろいろ問題はありますが、当レポートではERPの恐ろしさとそれを担いでいるソフトウエア会社の力量に重点を置いて報告します。
1.ERPの恐さ
1)標準システムとは...
標準システムといってもある企業のあるシステムをターゲットに設計開発したものである事を考えれば、いろんなクセや特有な処理ロジックがあるのは当然といえば当然!それまでをひっくるめて標準と言える ERPの恐さ。
2)順次稼動をどう考えるか?
ERPの限界と言うか、難しさと言うか・・・とにかく、データが会計まで連結されている。1つ問題があった場合に止める事が非常に困難。
それに加え、弊社は全国に7つの営業所を展開している関係で問題解決のために止めるのがもう、至難の業。ERPはそれに対する答えは持っていない。
3)印刷処理の脆弱さ
現在のERPはやはりUNIX。印刷処理が脆弱すぎる。弊社では別途印刷処理をWindowsで開発。
4)データ量は半端でない。
弊社のデータ量は売上明細で1日約1000行程度。
情報量も1行当たり約 400バイト程度。
売上と仕入、その他のデータと合わしても2倍の2000行と考えられる。
2000行×400バイト×20日で月に約16Mバイト。しかし、ERPは半端ではありません。月のデータ増加量は約200Mバイトになるそうです。
その他に月次処理等を考慮に入れると、月に500Mバイト以上の容量を毎月潰していくらしい。DISKが足りないよ!
2.ソフトウエア会社の力量
1)単価が高い。
ERPと言う事でとにかく単価が高い。それもカスタマイズ作業に関わる作業が中心なのに!たしかに、会計までのデータ連結を考えると単体システムのカスタマイズ作業とは比較できないが、データ連結部分をカスタマイズしない方法を確立していれば単体システムのカスタマイズ作業と変わらないはず。
そういった手法を持たずに単価の交渉をしてくる会社はどうなんでしょう?
2)力量について。
ERPだからといって業務に強いSEが担当するとは限らない。
弊社のシステムでは、既にメインの担当者が2名とその他の作業担当者が5名程度チェンジしている・・・メイン担当者の負の遺産はどうするつもり?
3)標準について...
先程も書きましたが、突き詰めると標準でも何でもないものを標準と言ってユーザーに押し付ける。
このERPでは売上系と仕入系の作り方や画面の設計の仕方、果てにはテーブルロックの手法や伝票番号の採番方法までもまったく違ったシステムでした。テーブルロック(コミットやロールバックや排他制御)についてはERPの統一思想の元に設計しているものと思っていました。
問題が発生して初めてその事に気付き、カスタマイズと叫ぶSEは本当にSEと呼べるのでしょうか?
その他いろいろと問題発生を繰り返しながら、現在並行RUNを継続中です。
早急に結論を出さないと、担当者がギブアップしそうです。(T_T)
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