1998年6月2日、3日は、PCDNカンファレンスでした。
これらの内容については、PCDNカンファレンスのご案内
および、タイムテーブルをご覧ください。
このカンファレンスの特徴は、PCDNというソフトウェア開発者が主体となった団体が主催した点に集約されます。
PCDNは、Windows上でのソフトウェア開発者向け、特にVisual Basicについての技術情報を、共有していこうという趣旨で発足しました。
しかし、ソフトウェア開発はVisual BasicやWindowsがすべてではありません。Visual BasicからUNIX上のOracle Serverにアクセスすることもありますし、
WWW ServerやMail/Newsなどとの連携も重要だということになってきました。
そもそもが、PCDNはマイクロソフトのファンクラブではなく、ソフトウェア開発者のための団体です。
ですから、Visual Basic以外についての情報もどんどん扱うようにしてきました。
ちまたには、Microsoftをはじめとする大手ベンダー主体の情報が氾濫しています。しかし、それらのすべてが現実的な技術とは限らないのが現状です。
そこで、今回のテーマ「問題解決とハイテクニック」が企画されたのです。どの技術、どの方法を使うべきか、どのようにしたら目先のことだけに
こだわらない安定して運用できるシステムを開発できるのか、といった問題解決の方向性についてのセッションと、知っていそうで意外に知らないテクニックなどを
中心とした比較的高度なテクニックの紹介をテーマとしたのです。
通常この手のカンファレンスでのセミナーセッションは1時間程度のことが多いようですが、スピーカーとしての経験からも、これは短すぎます。
そこで、1セッションを90分としました。
実際の各セッションのテーマもがんばって絞り込んだつもりですが、それでも16セッションになってしまいました。2セッションを並行して行っても2日で
ぎりぎりこなせる内容です。しかし、いろいろなアプローチをなるべく紹介したいこともあり、このセンで進めることになりました。
48,000円という参加費用は、一般のセミナー会社の企画するものに比較すれば、内容とボリュームを考えれば、かなり安い金額だと思います。
実際、会場費や講師料、DM、事務業務の委託、その他運営にかかる費用などと、予想できる参加者数を考えれば、これは冒険でした。
たとえば、他のVisual Basicのユーザーグループが企画したカンファレンスは、主催者側が数百万円(四捨五入すると1,000万円とか...)の赤字をかぶったそうです。
私たちは、あくまで内容を充実させようということで、会場やDM費用などを極力押さえ、協賛企業などに集客の協力をお願いするなどしました。
また、PCDN会員の方々がボランティアで準備や運営を手伝ってくださいました。こうして、コストも抑えることができました。
とはいえ、運営に十分な人数が確保できなかったことから、一人一人の負担は相当なものになってしまいました。
また、各セッションに入ってしまうと、私たちのノウハウ不足などから、あとは講師の方にお任せするしかなくなり、時間超過など、運営上の不手際もありました。
2日間のセッションを受講なさった方からいただいたアンケートを拝見すると、おおよそご満足いただけたという方が多かったようです。
しかし、次のような問題点も指摘されました。
これらを反省点として、次回のカンファレンスやセミナーの内容や運営方法を考えていきたいと思っています。
何はともあれ、開催し、最後までやり遂げることができたのは、関係者の皆様ならびに、ご参加いただいた皆様のおかげです。
あらためて、御礼申し上げます。
P.S. 中村氏のページの件
中村正三郎のホットコーナー で、
パネルディスカッションにご参加いただいた中村氏が記事を書かれています。この件について少々...
パネルディスカッション本体については、上記の通り司会である私のコントロール不足で、
あまり面白くなりませんでした。ごめんなさい。
次回は、もっと面白くなるように準備します。
これにかこつけて、どっかの人が中村氏にもっともらしいメイルを送って、同ページで紹介されていますが、
これには異論ありです。
このメイルの内容は、PCDNをよく知らない方が誤解してしまう内容です。
これには遺憾ながら反論させていただきます。
なお、これはこのメイルを書いた一個人に対してではなく、このような誤解を持たれる方が
たびたび見受けられるので、そのような方々に少しでもPCDNを分かって頂きたくて書いたものです。
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今回、PCDNカンファレンスに参加し、パネルディスカッションを聞きました。
中村さんの意見に全く同感です。
正直言って私もアホらしくなってしまいました。
これは技術なのですか?
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ここまではよいです。
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このPCDNというのは、メインはVisual Basic のプログラマーが困った時に質
問するニュースグループです。
ただ最近は読むと非常に空しくなります。
私は質問したことはありませんが、気の毒なプログラマーが困って初めてこの
ニュースグループに質問する。
すると大上段に構えた情報屋さん方が、NT か 95 かリビジョンはなんだ、そ
んな情報じゃ答えられないぜと凄む。場合によっては説教まで垂れる。
質問者は恐れ入ってこれこれかくかくの環境でやらせて頂いています、と答え
る。
ただレスする人よりそのままあきれて消えていく人の方が多いと思われますが。
答えるには当然必要な情報なのでしょうけど、そこまできめ細かく前提条件を
揃えないとまともにPCのWindowsでプログラムを開発できないとは。
PCDNというのはMSのしきるパソコン業界の副産物で、こういった組織の需要が
実際にあるから存在しているのでしょう。
主催者もMSのOBと言うことですし、確かにVBで早急にプログラムを作成しなけ
ればならない人には有用な組織なのでしょう。
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ここからは、それだけではなく、むしろPCDNへの不満というより批判になっています。この点は反論せざるを得ません。
「凄む」とか「説教まで垂れる」とか「恐れ入って」とか「あきれて消えていく」とか、PCDNに対する悪意がにじみ出ています。
何をどう誤解したらこうなるのか分かりませんが、
PCDN Newsでの一種の冷たさは、その場限りのQ&Aでなく、現在のVisual Basic(など)で開発する上で自分がどうしたら効率よく解決できるのかを
目標としているからです。
この辺のことは、
Newsで質問する前にやっておくべきこと や
News System に関するFAQ を読んでいただければ、お分かりになっていただけると思います。
ここでは、質問するなら、「環境についての十分な情報」と「できれば具体的なコード」を書いてほしい。
さらに、単にQ&Aするのではなく、Windowsプログラマーとしてどのように問題解決すべきかを書いています。これらの話は、Visual BasicやWindows以外にも当てはまることがたくさんあります。
また、PCDNには、FAQ データベースや、過去記事の全文検索まで用意してあるのです。これらも活用しないままに質問する人がいるのです。
これをちゃんと読まないで、あるいは読んでも実践しないで質問した人に対しては、中村さんも書かれているように、答えようがないことが多いのです。
この人の場合、自分では質問していないとしながらも、「凄む」とか「説教まで垂れる」と表現していることから、
この人自身は上記コンテンツを読んでおらず、かといってどうすべきかがよく分かっておらず、ただ「凄まれた」「説教された」としか感じないのでしょう。
それならそれで、勝手にそう思っていればよいのですが、こういう失礼な発言が中村さんのページで紹介された以上、私も黙っているわけにはいきませんね。
このままじゃ、プライベートな時間を使って回答している方々に対して、あまりにも失礼であり、このまま放置することはできません。
具体的に、ありがちなどうしようもないパターンの質問を、架空の例として挙げましょう。
----------------------------------------------- Title:助けて! VBで Oracleに接続していますがうまくいきません。 どうしたらよいですか? -----------------------------------------------
こんな質問がくるわけです。これだけじゃ何もわかりません。
OSとOracleとVBのバージョンは?
SPは?
ミドルウェアは?
Office97をインストールしたか?
したならどのタイミングか?
oo4oならそのバージョンは?
ODBCならそのバージョンは?
ODBCドライバーのでどこは?
再現するコードは?
どのようにうまくいかないのか?
起動できないのか?
カスタムコントロールが動かないのか?
接続はできるのか?
クエリーはできるのか?
Updateができないのか?
それともまったく違うことか?
エラーが起きるなら、その番号は?
エラーはVBかOracleか、はたまたDCOMか?
そもそも、何をやりたいのか?
こうした情報がまったくわからないのでは、回答のしようがないわけです。
しかも、Windowsだからとか、Visual Basicだからとか、
そういう次元でなく、もっと基本的な部分で、質問する以上は提供すべき情報がない質問があるのです。
UNIXだって何だって同じです。基本的な情報が欠落しているのに、答を欲しがる人がいるのです。
ですから、ここで前提となっている「Windowsの開発は技術ではない」みたいな話すら関係ないレベルまで落ちるのです。
#もっとも、UNIXとてバージョンは重要だと思いますけどね。
それに、Windowsだからどうこうじゃなくて、今のように C/S だとか Web だとかからんでくれば、
当然ながら RDBMS Server やミドルウェアのバージョン、さらには RDBMS側の設定だってからんできます。Web Server自体の設定やRDBMSとの接続部分、Proxyの設定もあります。
あるいはJavaなんかを使っていれば、ブラウザ側が何かとか、そのバージョンや言語設定まで問題になることもあります。
サーバー回りはWindowsじゃないことだって多いし、Windowsでもさらに COMやDCOMがからんできたら、そのセキュリティの設定も複雑です。
たかがPCと言えども、このように環境は複雑化しているわけですから、質問する以上はそれなりの情報を提供するのは当然です。
PCじゃなくても、解決するためにはそれなりに細かい情報が必要です。
そして、きちんとしたプログラミングのためには、当然ながら前提として確かな技術が必要です。
今はそれ以外のくだらないノウハウが必須となってきていますが、これはWindowsだけでなく、開発環境が複雑化
してきたことへのツケであり、ある程度はいたしかたないことです。決してWindowsだけの問題ではないと思います。
たとえば、Javaだって、JDKのバージョンによって云々なんていうのがあります。
もっと言えば、家電のテレビでさえハイビジョン、BS、CS、CATVと複雑化していますし、DVDだってそうです。
ビデオカメラにマイクを繋げるだけでも、プラグインパワー方式じゃないとつかないなんてのもあります。
このへんは、機種についての情報と、その規格などについて最低限の知識が必要です。
クルマ用のパーツだってそうですね。たとえば、RX-7をチューンしようとしたら、まずコンピュータ交換からはじめます。
ところが、同じFD-3Sでも、クルマ本体の年式によって使われているコンピュータが違うのです(最近のは16bit化されています。
このため、コンピュータの解析に時間がかかり、年式の新しいFD-3Sはしばらくチューンできませんでした)。
「昔はそうじゃなかった。エンジンのボアアップやピストンやコンロッドの交換、キャブやマフラーの交換をし、
バランスをとってやればよかった。それが技術だった。」と言っても、コンピュータ制御のロータリーターボエンジンには当てはまらないのです。
しかも、そのコンピュータの交換だけで、300psを軽くオーバーするほどのポテンシャルを持っています。
速く走るのが目的なら、それで良いわけです。
しかし、クルマいじりやもっとベーシックにスポーツカー自体を楽しむというなら、
古くさいカニ目(オースチンヒーリー スプライト)でもいじっていた方が楽しいのは言うまでもありません。
同様に、仕事が目的なら、プログラムが目的なら、そういう趣味的(というのは語弊がありますが)な要素より、
動くこと、そして(つまらなく見えるかもしれないが)お客さんに信頼を得るノウハウこそ重要です。
すでに、Windows以外だって、オープンな市場ではハードウェアまでもからめて、複雑な状況が生まれているのです。
Microsoftだけのせいで、技術と言えないことばかりになったとは言えないでしょう。
そういうことがイヤなら、転職するなり、仙人になるなりした方がよいでしょう。
複雑であることはすでにしかたのないことで、「問題になっているのは、Microsoftが不安定な環境を提供し続けていることだ」
というのは、パネルディスカッションでの最初に出た福岡さんの発言でした。この人のメイルの内容って、ここから一歩も進んでいないと思いますが。
進んでいるのは、PCDNやそこでの回答者に対する悪口ぐらいですね。
話は戻って、こんな質問には、いちいちおかあさんみたいに答えることなど意味がなく、むしろ上記のURLにあるような解決法を示すことこそ有効であると考えます。で、それはすでにあるのです。
したがって、親切な回答としては、余計な修飾をしない文で上記URLやWWW上にあるFAQのDBや、過去記事の全文検索などのポインタを示すことになります。
それが、この人には「大上段に構えた」というふうに見えるのでしょう。
「やらせて頂いています」なんて書く人は当然いませんが、これではまるでPCDNがMicrosoftの外郭団体みたいじゃないですか。実際はそうでないことは上記のMicrosoftとの関係からも分かるでしょう。
さらに誤解しているのは、PCDNは、「すぐに欲しい答えを出してくれるQ&Aコーナー」ではなく、上記のように
「プロの仕事をどうすればできるようになるか」の方を優先しています。泥縄をすすめたりはしません。
むしろ、「最初から設計し直し」や、「勉強し直し」をすすめているほどです。
それに、何年も前にうんざりしてMSKKをやめた私(しかもVisual Basicは担当じゃなかった)が、最新の製品情報ノウハウなんて、個人で研究する以外に持っているわけがありません。
この人の主張はもっともらしく見えますが、こういった技術者として自分でやっておくべきだという主張に対して悪意を持った文章を書いているわけで、
これでは自己矛盾と言われてもしかたないでしょう。
善意に解釈すれば、この人は、PCDNをちゃんと理解していないで、つまり入会時に読んあるハズのコンテンツを読んでいないのでしょう。
ちゃんと読んでいただいていれば、こういった問題はないはずだと思います。
しかし、読まないんですよ、この手の人は。
しかも、
「たくさんいろいろ書いてあるから読んでいませんが、」
と開き直って書かれたりする人も中にはいたりして、もう気力がなくなってしまいます。
つまり、こういう人は、無料相談室だと思っているわけで、中村さんにいろいろそういう質問をしてくる人と同類です。
こういう人にはうんざりしています。
「今のWindowsでの開発の状況がおかしい」なんて話はずっと以前から分かっていたことで、いまさらそんなところで
話が止まっていてはしょうがないのです。今そんなことを嘆いたり批判したところで、何も生まれないです。
そんなことは分かりきっているので、いまさら議論の中心だなんて思ってもみませんでした。
それより、今、
Windows/VBをどのようにしたらうまく使うことができるのか、
あるいは他のOS/Toolsに移行/併用したりするべきか、
その判断をどう下すのか、
どのようにしたら、プロとしての責任ある仕事ができるのか、
といった情報を共有し、話し合っていこうというのがPCDNです。
そして、単なるQ&Aコーナーでなく、プログラマーとしてどのようにあるべきかといった議論をしたりできる
「サロン」を目指しているというのは、はじめた当初からの目標です。
こういった前提がお分かりいただけないと、論点がずれてしまいますね。
批判するのは簡単です。
アホらしくなるのも簡単です。
それで嘆くのも簡単です。
でも、それで終わったら、負け犬です。
じゃあ、現実にいまどうすべきか、それも泥縄でなくどうすべきかまで考えるべきであり、
PCDNで回答したり、記事を書いている人のほとんどは、こういったことまで視野に入れている方々だと思います。
だから、
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